- Q01:
- バンカー内でルースインペディメントが球に接触し、それを取り除くと球が動く恐れがある場合、そのまま両者を一緒に打つと違反になるのか?
- A:
- 違反にならない。バンカー内ではルースインベディメントは取り除けないのでそのまま打つかアンプレアブルの処置をとる。
| 規則13-1,23-1 |
- Q02:
- バンカーの”のり面”はバンカー内か?
- A:
- (1) のり面はバンカーの一部ではない。
- (2) バンカーの縁やバンカーの中の草で被われている箇所はバンカーではない。
| 定義9 |
- Q03:
- 2番ホールバンカーで松毬に接して球が止まっていた場合はどうすればよいか??
- A:
- 松毬などのルースインペディントは、ハザード以外では罰なしに取り除けるが、ハザード内では取り除くことはできないので、そのままストロークする。触れたり取り除くと違反で2打罰となる。
| 規則23-1 規則13-4c |
- Q04:
- バンカー内に持ち込んだレーキに自球が当った場合は?
- A:
- レーキは動かせる「障害物」であり、持ち込んでも「携帯品」にはならない。
従って、ストロークした球が当っても罰はなくそのままプレーする。 | JQAホームページ裁定規則 18-2a 裁定集13-4/21 |
- Q05:
- バンカーで球を打ったら、ヘッドに2回球が当ってしまったが、次のストロークは何打目か?
- A:
- (1) クラブが1ストローク中に2回以上球に当った場合は、そのストロークに1打 の罰を加えて合計2ストロークとなる。
- (2) 質問での次のストローク数は、(バンカーに入るまでのストローク数)+3打目となる。
| 規則14-4 |
- Q06:
- バンカー斜面に打込んだ球を打ち、その跡を埋め様としたがすぐ崩れて埋められない時は?
- A:
- 斜面での穴や足跡は、埋められなければ周囲を含めて平らに均す。
| |
- Q07:
- バンカー内にクラブは置けるか、また置いたクラブで交換は出来るか?
- A:
- (1) クラブは置くことができる。
- (2) クラブの取替えは出来るが、取り置き時にライのテストにならぬこと。
(違反2罰打)
- (3) 置いたクラブにショット後戻った球が当たると、1打罰。その球はあるがままにプレーする。
| 規則13-4 例外1b
規則13-4a 規則19-2 |
- Q08:
- バンカー内でバックスイングする時に、後方の砂や草にクラブが触れた場合はどうなるか?
- A:
- (1) バンカー内の砂(地面)に触れると2打罰。
- (2) 草、潅木、樹木、その他生長物には触れることは出来る。
| 規則13-4b 規則13-4注 |
- Q09:
- バンカー内で転んだが罰はあるか?
- A:
- バンカーの状態テストやライの改善となるようなことがなければ、次の事に罰はない。
- (1) 転んだり、転ぶのを防ごうとしたり、球の位置をマークしたり、拾い上げたり、リプレースやプレースをしている時に、地面やルースインペディメント
に触れること。
- (2) バンカー内にクラブを置くこと。
| 規則13-4例外1 |
- Q10:
- バンカーが完全に水浸しの場合のやり方は?
- A:
- あるがままの状態でプレーするか、アンプレヤブルの処置をとる以外に、下記のどちらかを取ることができる。
- (1) 罰なしで、そのバンカー内でカジュアルウオーターが最も浅い場所で、ホール に近付かず、球のあった場所に最も近い地点にドロップする。
- (2) 1打罰を加え、そのバンカーの外側で、ホールと球のあった地点を結んだ後方 延長線上に、ドロップする。
| 規則25-1b(A) |
- Q11:
- バンカー内のカジュアルウオーターに球が入ったが、バンカーに水の無い所があった場合、及び水の無い所がホール側にあった時はそちら側にもドロップできるのか?
- A:
- (1) 罰なしで、水の無い所で、ホールに近付かず、球のあった場所に最も近い地点にドロップ。
- (2) 水の無い所が、ホール側にあった場合は、球のある場所よりもホールに近付くのでドロップできない。(違反は2打罰)
| 規則25-1b(A) |
- Q12:
- 6番ホールのバンカーで、最初のショットが脱出に失敗し球はバンカー内の別の場所に止まった。プレーヤーは打った後の砂地をレーキで均したが、これはライの改善違反になるのか?
- A:
- バンカー内にある球のライの改善にならなければ砂を均すことが出来る、ので違反にならない。
| 規則13-4例外2 |
- Q13:
- バンカーショットの1打目の足跡を均して、バンカーから2打目を打ったらバンカーの顎に当って跳ね返り、さっき砂を均した地点に球が戻ってしまった。この場合、罰はつくのか?
- A:
- 2打目を打つ前に砂を均しても問題なく、無罰
2008年までは、砂を均したことが、それ以後ホールアウトまで全てのストロークの援助となってはいけなかった。しかし、2008年のルール改訂により次の様に変わった。「ストロークをした後、球が未だそのハザード内にあるか、そのハザードから拾上げられた後でハザード内にドロップ又はプレースすることになる場合は、次のストロークのライの改善とならなければ砂を均すことができ、罰は課せられないことになった」
| 規則13-4例外2 裁定13-4/36 |
- Q14:
- バンカーで他のプレーヤーの球を打ってしまった。罰はあるか、無罰か?
- A:
- 2008年の規則改訂でハザード内の誤球のプレーに2打罰がつくようになった。
但しハザード内の球を自分の球かどうか確認するために拾い上げることが認められるようになった。
但し、球を拾い上げるとき同伴競技者に前もって知らせ,球の位置をマークし,且つ同伴競技者を球の拾い上げとリプレースに立合う機会を与えねばならない。
(この手続きを1つでも踏まないと1打罰)
<参考> スコアーは誤球打を数えず+2として自分の球を打つ。
<参考> 誤球された方は球の場所とライを元の状態(例えば目玉状態なら目玉)に戻して打つ。
| 規則12-2 |
- Q15:
- バンカー内にレーキを持って入るのはどこのゴルフ場でも誰にでも勧めて良いのか?
- A:
- バンカー内にレーキを持って入るのは規則上許されており何ら問題ない。
| |
- Q16:
- バンカー内のグリーンに近い処にボールが止まった。バンカーへは低い処から入るべきか?
- A:
- バンカーへの入り方、出方は規則にはなく、マナーである。下記が基本である。
- (a) レーキを持って入れ。規則上レーキをクラブと一緒に持って入って構わない。
- (b) 低くてホールに近いところから入れ。低いところは入りやすい。
- (c) 入ったところを戻れ。均す跡が一列で済む。
- (d) 後ずさりで戻れ。レーキを引きずりながら後ずさりすると非力でも腕がらくである。
- (e) 砂を押し戻せ。掻き寄せた砂を押し戻すと砂は均一にフラットに散って戻る。
| 鈴木康之著 「ピータ達のゴルフマナーより」 |
- Q17:
- バンカー内で同伴競技者の球を打った。対応法は?
- A:
- 同伴競技者の球を打ったことは誤球で2打罰。誤球された球はライを復元し、リプレース。
| 規則20-3b |
- Q18:
- 自分の球のライに影響する小枝を同伴競技者がショット時に動かした?
- A:
-
同伴競技者:無罰。ルースインペディメンはバンカー内では動かせないがショット時に飛ばしても無罰。
自分:無罰。飛んで来たルースインペディメントが自分の球のライ上に来た場合、元々のライが変えられたのでそのルースインペディメントを取り除
いても無罰。元のライとほぼ同じ様にライを復元し、プレース。 | 規則20-3b 裁定20-3b/8 |
- Q19:
- バンカーならしを取ったら球がバンカーに落ちた?
- A:
- 無罰。バンカーならしは動かせる障害物。球が動いても無罰で元の場所にリプレースして打つ。
| 規則24-1 |
- Q20:
- 全面水浸しのバンカーに球が入った。どのように処置すればよいか?
- A:
- @ そのまま打つか、バンカー内で最大の救済を受けられる場所にドロップして打つ:無罰。
- A アンプレヤブル宣言し、ホールと球を結んだ線上でバンカーの後方にドロップして打つ:1打罰。
| 規則25-1b |
- Q21:
- 同伴競技者のバンカーショット時、自分の球に砂がかかり、ライが変わったので、その砂を取り除いた。問題はないか?
- A:
- 無罰;砂が飛び散りそのために自分の球のライが変えられた場合、球にかかった砂や周りの砂は元のライに近くなるまで無罰で取り除ける。また、砂を取り除いた時、もし動いた場合は無罰でリプレース。
| 規則1-4、 13-2、13-4 |
- Q22:
- バンカー内で球が見つからないので枯葉を取り除き確認した。問題はないか?
- A:
- 無罰;ハザード内のルースインペディメントは動かしたり、取り除いたりできないが、球を捜す場合に限り、取り除くことができる。但し、確認できたら砂や枯葉をできるだけ元のライの状態に戻さねばならない。
| 規則12-1b |
- Q23:
- バンカー内で足場を固めていたら、スタンス前に球が動いた?
- A:
- 1打罰;スタンスを取ろうとして砂を動かしたことが原因となっているため。動いた球は元の位置にリプレース。
| 規則18-2a |
- Q24:
- バンカー内の球にかぶさっていた枯葉を取り除いて打った?
- A:
- 2打罰;ハザード内では球を捜す以外はルースインペディメントを動かしたり、触れたりできない。動かした球は元の場所にリプレース。
| 規則13-4c |
- Q25:
- バンカー内に持込んだレイキ(rake)に球が当った。下記のいずれが正しいか?
- @ レイキは携帯品で1打罰?
- A レイキは動かせる障害物で、無罰で救済あり?
- A:
- レイキは動かせる障害物(定義38)であり、携帯品(定義16)ではない。従って、無罰で救済を受けられる。
- (a) 障害物の上や中にない時:障害物を動かして打つ。この時球が動いても無罰でリプレース。
- (b) 障害物の上や中にある時:障害物を取り除き、その真下にドロップ(スルーザグリー ン、ハザード)、又はリプレース(パッティンググリーン)。
| 定義38、16 規則24-1a、1b |
- Q26:
- バンカー内の動物の足跡は異常なグランド状態と解釈し、救済が受けられるか?
- A:
- 異常なグランド状態の定義(定義1)は『(a)カジュアルウオータや、(b)修理地、(c)穴掘り動物、爬虫類・鳥類が作ったコース上の穴・吐き出したり掻き出したりした土・通り道』 である。
裁定集25/19.5によれば『穴掘り動物・爬虫類・鳥類の足跡は異常なグランド
状態に当たらない』とある。従って救済は受けられない。 | 定義1 裁定集25/19.5 |
- Q27:
- HSGのルールに『バンカー内の小石は無罰で取り除ける』とあるが、これはどこでも通用するルールか?
- A:
- 小石はルースインペディメントであり(定義32),バンカー内では小石に触れたり、動かすことができない(規則13-4c)。
但し、付属規則Iには『バンカー内の石を動かせる障害物とすることにより、石を取り除く許可をローカルルールとして作ることが出来る』とある。 HSGではこれを採用。あくまでもHSGのローカルルールであり、他のコンペや ゴルフ場で通用するとは限らない。HSGのコンペ以外はゴルフ場のローカルルールに準拠要。 | 定義32 規則13-4c 付属規則T HSGのローカルルール |
- Q28:
- バンカー内でルースインペディメントが球に接触し、それを取り除くと球が動く恐れがある場合、そのまま両者を一緒に打つと違反になるのか?
- A:
- @ 違反にならない。バンカー内ではルースインペディメントは取り除けないので、 そのまま打つか、アンプレヤブルの措置をとる。
- A 但し、バックスイング時にルースインペディメントに触れると2罰打となる。
(規則13-1,23-1)
| 規則13-1 23-1 |