- Q01:
- ウォーターハザードに架かった橋を障害物としているが、これはおかしい。ゴルフ場に属する物は障害物ではない筈だ。
- A:
-
「橋」は、定義によれば「コースと不可分とされれば障害物」ではないが、指定がなければ定義の条件から障害物となる。従って、各コースのローカルルールを確認しておくことが必要。(掲示板、スコアカード、標示キャディ)
- (1) 障害物の定義;人工物で、道路・通路の入口の表面と側面、及び人造の氷を含み次のものは除く。
- (a) OBの境界を決めるもの
- (b) OB内にある全ての部分
- (c) 委員会によりコースと不可分の部分と指定されたすべての構築物
- (2) この設問では、「橋は障害物」と指定されている。
尚、次項の裁定例も参照のこと。
- (3) 裁定集では、「橋」を障害部としている事例がある。
| 裁定24-2b、 13-4/30
定義38 |
- Q02:
- ウォーターハザード内の橋に乗った球の正しい処理方法?
- A:
- (1) ウォーターハザードの区域の限界は上方にも及ぶ。球がそのハザードの区域内にある場合は橋は障害物であり、橋面にクラブをつけてもよい。
但し、障害物からの救済は受けられない。ハザード内でたまにアドレスする時又は、ストロークのためにクラブを後方に作動中に、プレーヤーは障害物に触れることはできる。ウォーターハザード内の障害物は「ハザード内の地面」ではないので、アドレス前にクラブをつけることも許される。このことは、その橋がコースと不可分の部分と指定されていた場合も同様である。
- (2) 橋面から打たない場合は、1打罰でウォーターハザードのルール適用でドロップの選択肢もある。
| 規則24-2b
規則13-4注 裁定13-4/30
'90年改訂 規則26-1 |
- Q03:
- 4番ホールの池の方に行った球が見つからなかったのでロスト処理したが、それでよいか??
- A:
- (1) 池に入った球が自球と確認できたか、入った証拠が確実であればラテラル・ウォーターハザードの処置をする。
- (2) それらが確認できず、球が5分以内に見つからなければ紛失球になるので、ロスト処理は正しい。
| 規則27-1c |
- Q04:
- 4番ホールの池の方に飛んだ球がネットに当たり池に入った。そこで、池に入った地点と打った位置を結んだ線上の池後方から打ったがそれでよいか?
- A:
-
それは正しくない。4番ホールの池はラテラルウォーターハザードのため、正しい方法 は、1打付加して次の4つから選べる。(違反時は2打罰)
- (1) 前に打った地点(A)にできるだけ近い箇所にドロップする。
- (2) 球が池を横切った地点(B)とホールを結んだ線の後方延長線上にドロップする。
- (3) 球が池を横切った地点(B)から、ホールに近づかない2クラブ以内にドロップする。
- (4) 対岸のホールから等距離の地点(C)から、ホールに近づかない2クラブ以内にドロップする。
※質問のケースでは池とネットの配置状況から、上記の(1)又は(4)の方法が最善と思われる。
| 規則26-1 |
- Q05:
- 第2打目が黄色杭の”池区域”で水の無い草地に球は止まった。そこから第3打目を打ったら 球が完全に池に入ってしまった。どうしたら良いか?
- A:
- (1) 1罰打を加えて次の3つの中から1つを選べる。
- @ 今打ったウオーターハザード内の地点(B)にドロップしてプレーする。
- A ホールと、第2打の球がハザードを最後に横切った地点とを結んだ線上(C−C)で、ウオーターハザードの後方にドロップ。
- B ウオーターハザードの外で、最後に打った地点(A)に戻ってドロップ。
- (2) 打ち直しは第5打目になる。
(池に打ち込むまでの打数3打+(罰1+1)=5打)
| 規則26-2a(@) 規則26-2a(A)
規則26-2a(B) |
- Q06:
- ペナルティエリア(4番ホール黄杭内)に球が入ったが、球が見つからない場合はどうするか?
- A:
- ペナルティエリアに球が入ったことがほぼ確実な場合と不確実な場合とでは処置が異なる。
(A-1)ほぼ確実な場合:黄杭のローカルルールにより、球が黄杭間を結ぶ線上を横切った点から2クラブ長以内でホールに近づかない位置にドロップし、1罰打加えてプレーする。
(A-2)不確実な場合 :紛失球となり1罰打加えて前位置に戻ってプレーする。
<参考>「ほぼ確実」の意味・・・自分だけの判断ではなく、あらゆる証言、及びそのエリア周辺の物理的条件を含めて全ての得られる証拠を考慮して決定される。
| |
- Q07:
- 日立ゴルフクラブのNO.10(INコースの最初のホール)のティショトで左の赤杭のあるラテラルウオータハザードに入れた。ハザード内から打てると判断し、打とうと思ったら、ウオータハザードなので1打罰で赤杭外に出して打たなければならないと言われた。ルールは変わったのか。
- A:
- ラテラルウオータハザードの赤杭領域でも、黄色杭や黄色の線で表示しているウオータハザード領域でも水や地面に触れることがなければ無罰で打てる。
ルールは変わっていない(規則13−4、26−1)。
また日立GCのローカルルールにも赤杭内から打ってはならないとの記載はない。 | 規則13-4、 26-1 |
- Q08:
- Q07で赤杭が邪魔であったので抜きたいと思ったが、赤杭は抜いてはならないと言われ、抜かなかった。ルールは変わったか。
- A:
- 赤杭(ラテラルウオータハザード)、黄色杭(ウオータハザード)、青杭(修理地)は動かせる障害物であり(定義38)、抜くことはできる。
但しOBの白杭は固定物なので抜いてはならない(抜くと2打罰)。
このルールは変わっていない(定義60、規則13−2)。
また、 日立GCのローカルルールにも赤杭を抜いてはならないとの記載はない。 | 定義38 |
- Q09:
- ウオーターハザード内の橋に乗った球の、正しい処置の方法
- A:
- @ ウオーターハザードの区域の限界は上方にも及ぶ。球がそのハザードの区域内にある場合は、橋は障害物であるので、橋面にクラブをつけてもよい。
但し、障害物からの救済は受けられない。(規則24-2b)
( 球にアドレスしたり、ストロークのためにクラブを後方へ動かすときも含め、いつでも、プレーヤーはハザード内の次のものにクラブなどで触れることができる。
●障害物
●委員会がコースと不可分の部分と指定した構築物
●草や、かん木、樹木、その他生長物。 (規則13-4注))
(ウオーターハザード内の障害物は「ハザード内の地面」ではないので、アドレス前にクラブをつけることも許される。このことは、その橋がコースと不可分の部分と指定されていた場合も同様である。(裁定13-4/30 1990年改訂))
- A 橋面から打たない場合は1打罰でウオーターハザードのルール適用でドロップの選択肢もある。(規則26-1)
そのまま打つときは、手首には気をつけましょう!
| 規則24-2b
規則13-4注
裁定13-4/30
規則26-1 |
- Q10:
- ルールの設問で、ウオーターハザードに架かった橋を障害物としているが、これはおかしい。ゴルフ場に属する物は障害物ではない筈だ。
- A:
- 「橋」は、定義によれば「コースと不可分と指定されれば」障害物ではないが、指定がなければ定義の条件から障害物となる。
従って、各コースのローカル・ルールを確認しておくことが必要。
(掲示板、スコアカード、標示、キャディ)
- @ 障害物の定義 ;人工物で、道路・通路の人工の表面と側面、及び人造の氷を含み、次のものは除く。 (定義38)
・OBの境界を決めるもの
・OB内にある全ての部分
・委員会によりコースと不可分の部分と指定された全ての構築物
- A この設問では「橋はコースと不可分の部分と指定されていない」としている。
| 定義38 |