- Q01:
- ティーショットが誤所(ティ位置が出べそ)からだったとスタート後に気付いた場合はやり直せばよいのか?
- A:
- (1) 2罰打を付加して、正しい位置からプレーをやり直す。その場合、誤所からのストロークと訂正するまでの間のストローク数はスコアに入れない。
- (2) 誤所からのプレーを訂正せず、次のホールでティーショットした場合(最終ホールでは訂正の意志を告げずにグリーンを離れた時)は、競技失格となる。
| 規則11-4b |
- Q02:
- ティーショットで暫定球を打ったが、フェアウェィの同じ場所にあった2球が、区別がつかない時どうすればよいか?
- A:
- 両球とも紛失球であるとの意見もあるが、両球とも見つかっているので、公正の理念に基づいてどちらかの球を選んでインプレー球とし、もう一つの球は放棄しなければならない。次打は第4打となる。
| 裁定集 27/11 |
- Q03:
- ティーショットの時、クラブが触れて球がティから落ちた時は?
- A:
- 落ちた球は罰なしに、再度ティアップできる。
| 規則11-3 |
- Q04:
- ティーショットで、紐付きティベックを使ったら違反ではないかと言われたが、実際はどうなのか?
- A:
- (1) 紐付きティーベック自体は違反ではない。
- (2) 規則では{ストロークしている間はプレーの線を示すマークは置いてはならない」とある。
- (3) 従って、紐の付いた使わない方のティを飛球方向に挿したり、紐を飛球方向に 置いてショットすると違反になる。(違反時2打罰)
| 規則8-2a |
- Q05:
- 同伴者がティーマーカーより20cmも前から打とうとしたので注意したが、注意した方が良いのか、またそのまま打った場合の罰は?
- A:
- 注意してもしなくても良いが、注意した方が良いであろう。
そのまま打った場合は誤所からのプレーで2打罰となり、ティーインググランド内から改めて球をプレーしなければならない。競技者が誤りを訂正しないで次のティーインググランドからストロークした場合(又は最終ホールでは誤りを訂正する意思を宣言しないでパッティンググリーンを離れた場合)は競技失格となる。 | 規則11-4-B |
- Q06:
- ティーインググランドに次の打順のプレーヤー以外立ってはいけないと言うがティーインググランドとはティーマークを結んだ線から後方2クラブ長の範囲だけなのか、又は台形のティー地域全体を言うのか。
- A:
- 規則集のティーインググランドの定義(定義56)は『奥行き2クラブ長の長方形の区域、その前方と横の辺は2つのティーマーカーの外側の先端を結んだ線をもって決める』とあるだけである。
但し、鈴木康之著『ピータ達のゴルフマナー』よれば、『ティーインググランドは通常そのティーイング地域を設けている台形上の区域全体を言う』とある。
更に、下記理由でティーインググランドに上がるのは次のプレーヤーだけとしている。 根拠は規則集第一章のエチケットに基づいている。
- (a) 次のプレーヤーの邪魔をしないため。
- (b) 後方線上に立つなど、次のプレーヤーのエリアの一時的優先使用権を侵害しないため。
- (c) 芝の保護のため。
- (d) 危険防止のため。
| 定義56
鈴木康之著 「ピータ達の ゴルフマナー」 |
- Q07:
- 指定されたティー区域外から打とうとした時注意した。これはアドバイスではないか。
- A:
- ティー区域外にティーアップしていることは周知の事実であり、規則に関する事なのでアドバイスにはならない(JGA発行ゴルフルール早わかり集2012-2013P16アドバイス の『ティー区域外であることを教える』による)。
アドバイスの対象となるのはプレー上の決断や、クラブの選択、ストロークの方法等に 影響を与える助言のこと。アドバイスにならないのは規則に関することや、距離、ハザードや旗竿の位置等周知のこと。(定義3) | 定義3 |